これを売りたいからネットショップをやろう!という風にスタートする方もいれば、
何を売りたいかはまだ決まってないけどひとまずネットショップをしてみようかな、という方もいるでしょう。
私も後者でした。ネットショップをしてみようかなあと思い立ったのが先だったので、その時にはまだ売りたいものが決まっていなかったのです。
ではネットショップで取り扱う商品とは、どうやって決めていけば良いのでしょうか。
自分の好きなものを売ろう
好きなものを売ろう、と言うとあまりに単純に聞こえるかもしれませんが、実際にはそれがBESTです。
その理由は自分の好きなものなら楽しく仕事できるから・・・?
もちろんそれも答えの一つではありますが、それよりももっと重要な理由があります。
商品のアピールがあなたの仕事
まずは一つこんな話(実例)をご紹介しましょう。
私の姉は靴が大好きで、靴箱が溢れかえるほどたくさんの靴を所有しています。
ときどき私が「へ~。これ新しい靴?2万円くらい?」と聞くと、
「失礼な!!これはイタリアのブランド靴で7万円くらいしたわ!」と返ってくるのでびっくり仰天してしまいます。
また、数日経って靴箱を覗いてみると同じようなデザインの靴が増えていたりします。
「え?また同じようなの買ってない?」と聞くと、
姉は「失礼な!色は似てるのあるけど形が全然違う」と言います。
ですが私からするとどう見ても同じような靴なのです。
この話でわかりますように、どんなに優れたものや人気のあるものでも自分の興味のある商品でなければ「その価値」は全くわからないものなのです。
そんな価値のわからないものをもしネットショップで販売し始めたとしたら一体どうなるでしょう。
これからいざこの商品を売り出していこうというときに、商品の予備知識が全くなく、その商品の良さ、他のメーカーの商品より優れている点などがわかっていない状態で一体どうやってその商品をお客さんに勧めるのでしょうか。
あなたがネットショップをやっている会社の一社員であなたの仕事は顧客対応だけ、または経理関係だけというのなら話は別ですが、
一人でネットショップを始め、これから全てを一人で頑張っていこうとするならば、その商品の宣伝ももちろんあなたの仕事となるのです。
メーカーの宣伝文句をそのまま掲載していれば良いのでは?
それも一つの手ではありますが、コピー丸出しの文章ではお客さんの心はそう簡単には動きません。
自分自身がその商品に関心があり、その良さを自分自身で理解していてこそ、
「ここが他とは違う!」「これは絶対にオススメ!」とアピールの言葉が心から自然に湧いてくるのであり、
そのようなユーザー目線に立ったアピールこそお客さんの心を動かすのです。
仕入れもあなたの仕事
また興味のある商品が有利になるのは商品の宣伝をするときだけではありません。
ネットショップ運営に絶対に欠かせないもの・・・「仕入れ」。そこにも大きく影響することになります。
例えばあなたがこれまで全く興味を抱いたこともないような、メタル系のジャケットを仕入れなければいけなくなったとします。
メーカーが指定してきた定価は3万円。このデザインでこの価格は絶対にお得!!とプッシュしてきます。
ここであなたはその商品を仕入れるべきかどうかの判断がつきますか?
その商品に何の興味もなく予備知識のないあなたは、自分では何の判断能力もないためメーカーの言いなりになってしまいます。
「そこまで言うのならいい商品なのかなあ・・。じゃあたくさん仕入れてみよう」
と手を出したら最後。蓋を開けてみると全く人気のない商品で、あなたは大量の在庫を抱えて身動きがとれなくなってしまうかもしれません。
ですがそれがもしあなたがもともと興味を抱いていた商品であればどうでしょうか。
そのデザインが人気があるか、また他と比べてオリジナリティーがあるか、この価格に相応しい商品か、など商品を見た瞬間にある程度のことがわかるでしょう。
たとえその全てを見抜くことは難しくても、自分が全く興味を抱いていない商品に比べると予備知識は格段の差です。
また例えば海外製品の場合や、アンティーク品の転売をする場合など特に「定価」が決められていない場合は自分で値付けをしなければなりません。
その際もしその商品が自分の興味のあるものであれば、普段からよく目にしていて類似商品も知っているので、
「この商品ならこれくらいの価格が妥当だな」というのが感覚的にわかります。
ですが全く興味も予備知識もない商品であれば、それがいくらで売れるのかということは全く見当もつきません。
興味がない商品を扱うということ
もちろんネットショップをやっている人の中には全く興味のないものを販売している人もたくさんいます。
今はこれが売れ筋だ!だから四の五の言わずにこれを売らなければ!と流行に従っているのかもしれませんし、それ以外にどうしてもその商品でなければならない理由があるのかもしれません。
もしあなたが全く興味のない商品の知識を1からつける意欲があるなら敢えてそれに挑戦するのもアリですが、ただでさえお店を立ち上げたばかりのときはネットショップのデザインを整えたり集客のためのSEO対策にあくせくしたり、やることが無尽蔵にあるのです。
そんな状況で全く興味もなく予備知識もない商品を扱うのはわざわざ好き好んでイバラの道に進むようなものです。
もし何の制約もなく商材を自由に選べる状況であれば、自分の興味のあるものを扱うに越したことはないのです。
【ただし要注意】何でもかんでも好きなものを並べろという意味ではありません!次記事↓
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